リハビリテーション科の管理職(科長・室長)業務とは

クリニックのリハビリテーション科の管理職(科長・室長)は何をしているのでしょうか。

リハビリテーシ科の管理職が行う業務はクリニックによってさまざまです。

クリニックの管理職業務

  • スタッフの健康状態の把握
  • スタッフの業務状況の把握
  • スタッフの有給・残業の確認
  • 患者のリハビリテーションの進捗状況の確認
  • PTの担当患者・単位数などの管理
  • PTの教育
  • カンファレンス
  • 破損箇所の確認
  • 清掃の管理
  • ホームページの管理
  • 物品の仕入れ業務
  • 患者への配布資料の管理
  • 患者のクレーム対応
  • 施設基準の届出の提出など
  • 求人情報の管理

    etc. 

などがあります。

項目を挙げるといろいろありますね。

リハビリテーション科の科長の業務はいろいろありますが、「スタッフとのコミュニケーション」「倫理面の配慮」の2つはとても重要と考えています。

 

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スタッフとのコミュニケーション

管理職のセラピストが共通して行なっていることは「スタッフとのコミュニケーション」だと思います。

小規模の整形外科クリニックの場合、医師、看護師、受付スタッフ、リハビリ助手、理学療法士という構成になることが多いのですが、年齢層・性別・考え方の違うスタッフ間でコミュニケーションがとれるように配慮します。

セラピストだけでなく、他の職種のスタッフに対するコミュニケーションが大切です。

管理職ではない普通のセラピストの場合、積極的に他職種とコミュニケーションをとる人は少ないと思います。

私も昔は自分のことに時間をさいていました。

臨床に余裕がでてきて、周りを気にするようになり、管理職になってより周りを考えるようになりました。

「自分のことだけをする」から「他の人を気遣う」ですね。

倫理面の配慮

倫理面は十分、配慮します。

個々のセラピストが配慮していれば問題ないのですが、若手セラピストの場合は知らない、または、気づかないでしてしまうこともあります。

特に、個人情報の取り扱いは注意が必要です。

他の患者に別の患者の情報を伝えてしまう、症例報告をするときに同意書を忘れる(口頭での確認を含む)、ビデオカメラ撮影時に他の患者が映る、といったことがないよう、しっかりしたいところです。

不正診断の事故死疑い患者 「服薬支援成功例」と学会発表 大阪病院(外部リンク)では、同意書の有無についても問題視されています。

承諾書を用意する、文書に残す、というのが完璧ですね。

 

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管理職をやりたいか?

管理職になると手当もつきますが、圧倒的に業務が増えます。

ちなみに、クリニックの場合、手当は5,000円〜15,000円のところが多いです。

管理職を経験したセラピストの中には、「もうしたくない」と言う方は大勢います。

クリニックの管理職は、経営者からの意見を聞きながら、スタッフ間のコミュニケーションを取り、個々の従業員の業務の管理・指導をするポジションです。また、患者からのクレーム対応なども科長の仕事の1つです。

受付で問題が起きればかけつけて対応し、酔っ払いの患者が入ってきたら違いますよと言い、ダブルブッキングがあれば手伝い、患者からの担当変更希望があれば理由を確認してどうするかを検討します。

残業の確認もします。経営者は残業時間をしっかり把握しています。「経験を積んでいけば、残業は減るよね。残業時間が一向に減らないんだけど?」と、どこの経営者も管理職に言います。皆さん、生活残業はしないように・・・別のところで収入を上げましょう。

管理職は部下に業務を頼むことがあります。部下に業務を振り分けるとき、「え、何で俺が?」と思われる、または、顔にはださないけど裏で言われる、どの職場でもよくあります。

スタッフに業務を振り分けるとき、良識のある管理職はスタッフの能力を把握して成長を期待して業務を振り分けています。自分でやった方が早い場合もあえて振分け、仕事ができるかできないのか判断します。ここは人事評価ですね。

振り分けられた業務を遂行することで自分の経験・能力となり、ひいては履歴書に書けるようになります。業務を振られた時に「え、何で俺が?」と思うのではなく、「この業務を行うことで何ができるようになるのか」という思考過程をもつと成長につながると思います。

・・・クリニック管理職あるあるですね。

さて、どんな人が管理職に向いているのでしょうか?管理能力?リーダーシップ?

昔、ある職場で、経営者と話す機会があるとき「職場の改善点」について提案したことがあります。

「他のスタッフは給与をあげてくれという話が多いけど、中村くんのように職場を良くしたいという考えをもっているのは素晴らしい。新部門を立ち上げたら、責任あるポジションを任せたい」と言われたことがあります。

指示されたことを遂行するのは大切ですが、何かを提案することも大事です。

管理職のタイプもいろいろありますが、

「職場を良くするために、できること・できないことを考え、できないならどうすればできるかという思考過程がある」、「スタッフ間のコミュニケーションができる」が管理職、リーダーに必要な能力なのかなと思います。

プラス臨床力があれば理想ですね。

管理職を経験することで自分が向いているかどうかもわかりますし、視野は間違いなく広がります。

担当患者だけでなく、全ての患者に挨拶するようになります。

職場で落ちているゴミも1番に気付きます。

ポジションが人を作る、人を成長させる、というのはよく言われることですが、チャンスがある方はトライしてみたらどうでしょうか。

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